ZRX400のフレーム塗装_2022

2022年12月13日火曜日

ZRX400 ウレタンクリア仕上げ サビキラープロ フレーム塗装

t f B! P L

 ZRX400のフレーム塗装をしました!

ところどころ錆が出ていてタッチアップしてごまかしていたのですが、今回エンジンを降ろしたついでにフレームの錆を徹底的に処理していきます



ホームセンターで購入した台車に乗せて既存の塗装をはがしていきます。


ひっくり返して裏側もペーパー掛けしてフレームの地を出していきます。手持ちのサンドペーパーで一番目の粗い#80を使用し足付けも合わせて全体的にペーパー掛けしていきます



ネック部分の裏側から




ZRX400のフロント部分は特に錆と傷へこみがひどいです
上の写真はラジエーター部分を除いて特に錆がひどいです
多分走行中にタイヤが拾った石つぶとかで傷つきまくっているんでしょうね


理想ではサンダーで一気に処理したいところですがあいにく道具が揃ってないのでペーパー掛けでできるところまで進めていきます
上の写真はペーパー掛けと脱脂完了後ですね(かなり手抜き(汗

全ての錆と塗装を落とすのは困難なので、今回はある程度の錆処理ができたら錆転換材を使用し全体に塗りたくっていきます

錆転換材に使用するのは「BAN-ZI サビキラープロ」です
このサビキラープロのいいところは「錆に直接塗れる」「錆以外の部分に塗っても問題ない」ので使い勝手がとても良いです
また錆予防にもなるので今回ペーパー掛けしてフレームの素地が出ている部分にもしっかりと塗り込みます


刷毛塗で全体的に塗りたくっていきます
※錆転換材を塗る前に、シリコンオフで脱脂して作業してます
錆転換材なので元の錆がひどくて転換がうまくできてない部分は、、、


上の写真のようにぽつぽつと茶色い斑点が出てきます
この部分があったら再度サビキラープロを塗布し、茶色い斑点が出なくなるまで繰り返します
ちなみに今回は刷毛塗りしているので刷毛ムラがあります
気になる場合は、仕上げ塗り用の刷毛を使ったり、サビキラープロを水で薄めて塗るといいかもしれません(僕はあまり気にしてないので刷毛ムラそのままです(汗

またサビキラープロは下塗りプライマーの役割もあるみたいでそのまま上塗りも行けるようです

ですが今回はこの上にプラサフを吹き付けます


使用したプラサフは「ソフト99 プラサフ グレー」です


裏表まんべんなく吹付けます
プライマーが乾燥したらサンドペーパー#800で軽く表面を撫でて足付けを行います
あまり強くこするとプライマーが削れ過ぎてしまいますので力加減に注意が必要です

足付けを行いシリコンオフで脱脂をしたら上塗り材を塗布します

今回使用する上塗り材は「ソフト99 ボデーペン ダークグレーマイカM トヨタ1E2」です
個人的にですけど、ZRX400の純正フレームカラーに近いと思います。真っ黒ではなく明度の低い暗い感じのグレーですね



前後左右、表裏まんべんなく吹付けます
おおよその使用量ですが、フレームさかさま状態で1缶、正常な状態で1缶で足りました
缶スプレーなので、吹付け最後らへんは斜めや下向きでの吹付けが難しくなるので缶スプレーが垂直にできない部分を先に念入りに吹付けると良いです




ネックやサイド部分ですけど、拡大してみるとわかりますがサビキラープロの刷毛ムラがしっかりと確認できます(笑
気になる場合は下処理をもう少し丁寧にする必要がありますね

上塗りが終わったらクリアー仕上げに移ります
今回は「ソフト99 ボデーペン ウレタンクリアー」を使用しました
2液性なのでうまくいけば硬化後の仕上がりはカッチリ、ヌルヌルとしてきれいになります

ちなみにクリアー仕上げについては、「上塗り後15分程度空けてから行う」とあるのですが、今回通しでの作業ではなく各工程で日を開けてちまちまと作業しています
なので塗装前に必ず脱脂を行います



ウレタンクリアーをZRX400のフレーム裏表・前後左右にまんべんなく吹付けます
最初は全体的に馴染ませるように薄く広く吹付けていきます。
僕は塗り回数を重ねるごとに厚みを持たせるために吹付け量が多めになるよう意識しながら吹付けています。
また、上塗り時と同様に、あくまでも缶スプレーなので斜めや下向きでの吹付け個所を先に終わらせることを意識した方が良いです

ウレタンクリアーの吹付けで仕上がりに関わってくる重要なポイントが「垂れを恐れない」ことですね
あまり神経質になって薄く吹いてしまい硬化後に思ったような艶が出てない、なんかザラザラしているってことがあります
なのでウレタンクリアーを吹付けて最後は「垂れてもいいや」くらいの気持ちで多めに吹付けた方が良いかと思います。全体的に艶感がしっかり出ていれば多少の垂れはぶっちゃけあまり気にはならないかと思います(笑

実際吹付け作業中、部分的に吹付け過ぎたところは白く泡立った感じになりますが最終的な仕上がりでは白く残るってことはありませんでした

このウレタンクリアーもおおよその使用量は、フレームさかさま状態で1缶、正常な状態で1缶で足りました



ウレタンクリアー吹付け完了後、プレート側面は若干垂れてます(笑


ネック回り艶々テカテカです



上の写真の部分は思いっきり吹付けてあえてウレタンクリアーが垂れるようにしてみました(笑
タンクに隠れる部分なので気にしないです


これでフレーム塗装完了です!
今回は下地処理で「サビキラープロ」を使用したので今後の経過が非常に楽しみです!
特にZRX400に限らずフレームのフロント回りは熱や水、傷で非常に傷みやすい部分でもあるので最終仕上げのウレタンクリアーもかなり多めに吹付けています

今回使用した道具
・サンドペーパー(#80、#100、#320、#600、#800、#1500)
・塗装はがし:ワコーズリムーバー
・錆転換材 サビキラープロ(ホームセンターのペンキコーナーにあり)
・下地処理
 ソフト99ボデーペンシリコンオフ
 ソフト99ボデーペンプラサフ
・上塗り材 ソフト99ボデーペン ダークグレーマイカM トヨタ1E2
・仕上げ材 ソフト99ボデーペン ウレタンクリアー

ソフト99の缶スプレーは、プラサフ、上塗り、ウレタンクリアーはそれぞれ2缶ずつあれば十分足りました

以上 長文になりましたが最後まで見ていただきありがとうございました!
フレーム以外にも細かいパーツの塗装を行っていますので、また後日投稿したいと思います

追記
ウレタンクリアーは2液性で基本的には1日で使い切りになりますが、冷蔵庫に入れて低温に保つと2週間近く保存が可能です。
万が一余ってしまっても放置せずに冷蔵庫に入れて保管することをお勧めします。


QooQ